【ニューヨーク株式市場終値|10月2日】雇用鈍化で利上げ懸念が後退、ナスダック1.19%高
半導体株指数が2.40%上昇…テスラ、予想上回る納車台数で4.65%高 東芝の増産計画報道でシーゲイト・テクノロジーやウエスタンデジタルが急落
ニューヨーク株式市場は、米国の雇用増加基調の鈍化により追加利上げに対する負担が和らぎ、一斉に上昇した。半導体株や大型ハイテク株が強含みで推移する中、ナスダック総合指数が主要3指数の中で最も大きな上げ幅を記録した。
2日(現地時間)、ダウ工業株30種平均は前日比250.40ポイント(0.49%)高の51,176.96で取引を終えた。S&P500種指数は56.27ポイント(0.73%)高の7,722.72、ナスダック総合指数は319.27ポイント(1.19%)高の27,190.86で引けた。
この日発表された雇用指標は、追加利上げに対する警戒感を和らげた。米国の9月非農業部門雇用者数は前月比2万9000人増となり、ロイターがまとめた市場予想の9万人を下回った。7〜8月の雇用増加分も合計で6万人下方修正された。失業率は4.2%、時間当たり平均賃金は前月比0.1%上昇した。
金利先物市場では、10月会合での利上げ確率を低く見る流れが続いた。ロイターが引用したCMEフェッドウォッチの集計によると、米連邦準備制度(Fed)が10月に金利を0.25ポイント以上引き上げる確率は22.7%となり、前日の24.4%から小幅に低下した。1週間前には64.2%に達していた数値である。
半導体セクターでは、ブロードコムが3.35%、AMDが2.95%、エヌビディアが1.34%それぞれ上昇した。テキサス・インスツルメンツも4.44%高と強さに追随した。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は307.68ポイント(2.40%)高の13,136.68で引け、主要指数の上昇率を上回った。
テスラは、第3四半期の車両納車台数が市場予想を超えたことで4.65%上昇した。同社が発表した納車台数は48万6532台で、ファクトセットがまとめた市場予想の約46万1000台を上回った。前年同期比では約2.1%減少したものの、予想を上回る好調な販売実績が好感され、株価を押し上げた。
その他の大型ハイテク株も概ね上昇した。アルファベットが1.55%、アマゾンが1.32%、アップルが1.02%、マイクロソフトが0.92%、メタが0.30%それぞれ上昇した。オラクルとデル・テクノロジーズもそれぞれ3.06%、3.84%高となった。
ハイテク株全般が堅調な中、ストレージ関連銘柄は下落した。シーゲイト・テクノロジーが10.21%急落し、ウエスタンデジタルも約10%下落した。東芝が人工知能(AI)データセンター向けハードディスクドライブ(HDD)の生産能力を2倍に増強する計画であるとの報道を受け、競争激化や供給不足の緩和に対する懸念が株価の重しとなった。サンディスクやマイクロン・テクノロジーもそれぞれ3.79%、2.05%下落した。
この日の同時上昇にもかかわらず、週間ベースの成績はまちまちとなった。ナスダックは週間で0.45%高となったものの、S&P500とダウはそれぞれ0.27%、1.26%安となり、週間の下落分をすべて取り戻すには至らなかった。







