D&D PharmaTechの「DD01」、米肝臓学会で48週データを発表…技術移転の協議に注目
2年連続でAASLDのLBA・口頭発表に選出…MASH解消・肝線維化の改善結果を紹介
48週の組織生検・追加臨床分析を公開…グローバルパートナーリングの協議を進行中
D&D PharmaTech(347850)の代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)治療薬候補物質「ザボペグデュタイド(DD01)」が、米肝臓学会(AASLD)の年次学術大会で48週の臨床データを発表する。2年連続でレイト・ブレーキング・アブストラクト(LBA)および口頭発表に選出された中、グローバル技術移転の協議が進められており、今回の学会発表にも関心が集まっている。 D&D PharmaTechは、DD01の米国第2相臨床試験における48週の研究結果が、来る11月5~9日に米コロラド州デンバーで開催される「The Liver Meeting 2026」のLBAに選定されたと6日に明らかにした。口頭発表は現地時間8日午後に行われる予定だ。 DD01は、GLP-1受容体とグルカゴン受容体に同時に作用する持続型デュアルアゴニストである。D&D PharmaTechは、米国内の12の臨床試験機関で、過体重または肥満を伴うMASLD/MASH患者67名を対象に、ランダム化・二重盲検・プラセボ対照方式による第2相臨床試験を実施した。 今回のAASLDで取り上げられる48週の組織生検の主な結果は、今年5月の欧州肝臓学会(EASL 2026)ですでに公開されていた。プロトコルを遵守した患者35名(DD01投与群16名・プラセボ群19名)を対象とした分析において、「MASHの悪化を伴わない1段階以上の肝線維化改善」を達成した患者の割合は、DD01投与群が50.0%、プラセボ群が15.8%となった。「肝線維化の悪化を伴わないMASH解消」はそれぞれ62.5%と5.3%だった。 両条件を同時に満たした患者の割合は、DD01投与群が37.5%、プラセボ群が5.3%と集計された。3つの指標すべてにおいて統計的有意性を確保した。 同社は第2相臨床試験を終了し、今年8月に最終治験結果報告書(CSR)を受領した。これによりDD01の安全性と効能を確認し、組織学的評価だけでなく、脂肪肝、肝硬度、体重、血糖および脂質代謝指標においても一貫した改善効果を確認したと明らかにした。 今回の選定により、DD01は2年連続でAASLDのLBAおよび口頭発表に名を連ねることになった。昨年は、同一臨床試験の主要評価項目である12週目の肝脂肪減少結果がLBAに選定された。今年は48週の組織生検結果と追加の臨床分析が発表の中心に据えられる。 発表は、DD01第2相臨床試験の責任研究者であるマゼン・ヌレディン(Mazen Noureddin)教授が担当する。ヌレディン教授は今年のEASLでもDD01の研究結果を発表している。 今回の発表は、DD01のグローバル技術移転の協議が進行している時点である点でも注目される。D&D PharmaTechは、第2相臨床試験の終了とCSRの確保を基盤に、グローバルパートナーらと技術移転の協議を進めている。 AASLDの発表自体が技術移転の成立を意味するわけではない。ただし、48週の組織生検結果と追加の臨床分析をグローバルな肝疾患専門家たちに提示するだけに、DD01の臨床的・商業的価値をアピールする機会になるものとみられる。 D&D PharmaTechのイ・スルギ代表は、昨年に続き2年連続でAASLDのLBAおよび口頭発表に選ばれたことは、DD01の臨床結果がグローバルな肝疾患専門家から高い学術的関心を集めていることを示す成果であると評価した。続いて、今回の発表で48週の組織生検および追加臨床分析結果を公開し、DD01の差別化された臨床競争力をアピールするとともに、グローバルパートナーらと進行中の技術移転の協議が成果につながるよう最善を尽くすという意志を表明した。







