キャタピラー5.75%下落…マイクロンや一部大型テック株は上昇、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は年内追加利上げの可能性を示唆、今後の指標次第で判断
ニューヨーク株式市場は、国債利回りの上昇に対する重荷感と景気敏感株(産業株)の軟調を受け、下落して引けた。キャタピラーなど主要な景気敏感株が大幅に下落し、ダウ平均株価の下落幅が目立った。一方、アマゾンやアップルなど一部の大型テック株は上昇し、指数の下落を抑えた。
7日(現地時間)、ダウ工業株30種平均は前日比341.41ポイント(0.66%)安の51,179.87で取引を終えた。S&P 500種指数は17.16ポイント(0.22%)安の7,801.77、ナスダック総合指数は61.20ポイント(0.22%)安の27,538.69でそれぞれ納まった。S&P 500とナスダックは、前日に記録した史上最高値の終値から値を下げた。
取引序盤は、米国の長期国債利回り上昇が投資家心理を圧迫した。物価や債務増加に対する懸念から、10年債利回りは一時5.36%台まで上昇した。その後、390億ドル規模の10年債入札で底堅い需要が確認されると、取引後半には5.28%前後まで低下した。主要株価指数も、取引時間中の安値から下落幅を縮小させた。
金融政策の面では、年内の追加利上げの可能性が意識された。この日公開された9月15〜16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録によると、出席者の大半が年末までの追加利上げが適切となる可能性が高いとの見方を示した。今後の会合での決定は、新たに発表される経済指標や経済見通し、リスク要因の変化に依存する点も強調された。これは9月会合時点の判断であり、10月会合での利上げを確約するものではない。
銘柄別では、産業株の下落が際立った。キャタピラーが5.75%、ディアが3.80%下落し、GEアエロスペースは1.86%安となった。GEバーノバとイートンもそれぞれ3.12%、3.09%下落し、機械・航空・電力設備関連銘柄が総じて軟調な値動きとなった。
半導体株も全般的に振るわなかった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は151.67ポイント(1.15%)安の13,066.15で引けた。エヌビディアが0.74%、AMDが0.55%下落し、テキサス・インスツルメンツ(TI)とクアルコムはそれぞれ2.78%、2.16%安となった。
半面、マイクロン・テクノロジーは4.06%上昇し、半導体セクターの中で強さを見せた。インテルとブロードコムもそれぞれ0.55%、0.19%高となった。
大型テック株では、アマゾンが1.42%、アップルが0.91%、アルファベットが0.81%上昇した。マイクロソフトは0.09%高となった。一方、メタ・プラットフォームズは2.38%、テスラは0.75%下落し、銘柄ごとに方向感が分かれた。
製薬株は相対的に堅調だった。イーライリリーが2.70%、アムジェンが2.60%、アッヴィが1.75%、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1.44%上昇した。主要指数が総じて下落する中、産業株の軟調さと製薬株・一部テック株の上昇が交錯する相場展開となった。



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