サムスン電子の業績は予想合致も「セル・オン」の動き…半導体大型株に需給の重荷
中東の緊張で原油価格・金利上昇…KOSDAQは半導体素材・部品・装置や二次電池が反発
主要市場動向
① サムスン電子の業績は予想合致…発表直後に「セル・オン」
サムスン電子が売上高195兆ウォン、営業利益107兆ウォンの暫定業績を発表
売上高は市場予想をわずかに下回った一方、営業利益はわずかに上回り、一部で懸念されていた業績不振への不安が和らいだ
ただし、業績発表直後に利益確定売り(セル・オン)の動きが出て、株価には重荷となった
半導体ETFのリバランス過程でサムスン電子の比率を減らし、他銘柄の比率を高める需給要因も影響した
② 中東の緊張で原油価格・金利が反発…外国人の売り継続
場中に米国がイランに対する攻撃を検討しているとの報道が流れ、指数が下落幅を拡大
米国の最終決定は下されていないものの、中東情勢に対する警戒感が高まり国際原油価格が上昇
原油価格の反発とともに米10年物国債利回りも再び上昇し、国内市場への買いを制限した
ただし、近年の米国債入札における応札率が10年ぶりの高水準を記録した点は、現在の金利を魅力的な水準と判断する債券需要が流入しているとして注目される
③ SKハイニックスの変動性…ADRロックアップ解除も需給の重荷
SKハイニックスは序盤に上昇した後、場中に変動幅が拡大した
最近の子会社上場推進による持分価値毀損への懸念に加え、米ADR(米国預託証券)のロックアップ解除の時期が迫っている点も需給の重荷として取りざたされた
上場から90日が経過し、保護預かり銘柄が市場で売却可能になるタイミングと重なり、近年のADR弱含みの背景の一つとして指摘されている
一方で、メモリ需要が2028年まで供給を上回るという見通しが続くなど、市況そのものに対する肯定的な評価は維持されている
需給と業種
外国人はKOSPIで大半の業種を売り越したが、建設・飲食料などは買い越した
KOSDAQでは機械・装備業種を買い越した
機関投資家もKOSPIにおいて化学・金属など一部業種を除き、概ね売り越しとなった
KOSDAQでは金属・電気電子などを買い越し、製薬を売り越した
前日に調整を受けた半導体素材・部品・装置関連株は1日で反発し、LGエナジーソリューションの好業績を受けて二次電池関連も強含んだ
一方で、アルテオジェンとペプトロンに関連する悪材料が重なり、製薬・バイオ株は弱含んだ
シファンメンの視点
国内株式市場は、米国市場の史上最高値更新の流れとはやや異なる動きを見せている。米国では高金利環境下でも現金創出能力の高いビッグテックに買いが集中し、時価総額上位銘柄が指数を押し上げている。
国内では原油価格と金利の負担の中で外国人の売りが続いており、サムスン電子とSKハイニックスには自社株買いの終了やETFのリバランスといった需給要因も重なった。これがサムスン電子の業績発表後も株価が即座に反応できなかった背景である。
ただし、この日発表されたサムスン電子の業績自体は肯定的に評価すべきである。メモリ市況のピークアウト議論は続いているが、長期契約の拡大や供給不足の見通しなどを踏まえると、現時点で市況の転換を断定するのは時期尚早だ。
ここ2日間の調整により、一部業種では価格の負担感も和らいだ。指数が変動する中、半導体素材・部品・装置や二次電池など従来の主導業種、および政策・投資関連銘柄を中心に、銘柄物色が続くかを見極める必要がある。
資料:シファンメンの株式物語 t.me/shmstory
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