米株市場、業績・金利・原油価格が交錯し小幅下落…フィラデルフィア半導体株指数は5日続落
CXMT巡る懸念は過剰との反論が拡大…米長期金利が5.21%へ低下・ナイト先物は1.71%上昇
主要市場動向
① CXMTショック続くも「懸念は過剰」との反論が拡大
CXMTの技術進展報道とブロードコムCEOのAI投資に関する発言が重なり、メモリー株のボラティリティが継続
フィラデルフィア半導体株指数は5営業日続落し、マイクロンやSKハイニックスなどのメモリー株も追加安
一方、エヌビディア、ブロードコム、AMDは上昇し、AI半導体とメモリーの間で株価動向が二極化
海外では、CXMTに対する懸念は過剰だとする分析が相次ぎ浮上
レイリアントは、CXMTが生産能力や歩留まりを証明できておらず市場シェアも低いとし、今回の株価下落にはファンダメンタルズよりも心理的影響が大きいと評価
CXMTの技術はDDR5に該当しHBMとは直接的な関連がなく、韓国勢のHBM競争力も依然として優位にあるとの指摘
キャンター・フィッツジェラルドやBMOなどからも、最近のメモリー株の下落幅は過剰だとの意見が提示
② 長期金利が5.21%へ低下…原油価格は再び94ドル台に
米国債利回りは、短期物が上昇した一方、長期物は低下
ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁が、1回の追加利上げで来年の追加利上げの必要性を軽減できると言及し、FRBのクリストファー・ウォーラー理事は、長期金利の上昇自体が金融政策に代わって住宅や自動車など金利敏感業種の需要を抑制していると評価
発言後、長期金利が低下したことで株価も下落幅を一部回復
10年債利回りは5.21%を記録
国際原油価格は序盤に軟調な動きを見せたものの、サウジアラビアとフーディ派が互いの石油関連施設を攻撃したとの報道を受けて反発し、1バレル=94.14ドルで終了
③ 決算シーズンの滑り出しは順当…数字よりも来期の見通しに関心
ユナイテッドヘルス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ドミノ・ピザなどの決算は比較的順当
銀行株は、ゴールドマン・サックスとシティグループが市場予想を上回った一方、JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴは売上高が予想を下回り、まちまちの展開
高金利下でも融資関連の損失が比較的安定して管理されている点は肯定的と評価
市場では、すでに予想を上回る決算が一般化しているため、今回の決算シーズンでは単なるポジティブ・サプライズよりも来年にかけて成長が持続できるかに関心が集中
特にビッグテックのAI投資継続の有無と実際の収益化が主要な確認対象として浮上
シ況マンの視点
KOSPIは5営業日続落となり、この期間に1000ポイント以上下落しました。金利や原油価格の負担に加え、半導体関連の悪材料となるニュースが相次ぎ、サムスン電子とSKハイニックスの自社株買いが終了した時期とも重なりました。
オープンAIの売上高を巡る議論を皮切りに、iPhone 18向け部品生産の縮小報道、CXMTの技術進展、ブロードコムCEOの発言に至るまで、短期間に半導体関連の悪材料が集中しました。実際の業績見通しの変化よりも、ニュースに対する株価の感応度が大きく高まっている様子です。
CXMTについては、海外でも過剰な懸念であるとの反論が続いています。歩留まりや大規模な量産能力は確認されておらず、今回の技術もHBMではなくDDR5です。中国製製品が米国のAIデータセンターに本格的に投入される可能性も、現時点では限定的です。今回の下落は、業績環境の変化というよりも不安定な投資心理を反映しているとの解釈に重みが置かれています。
短期的な下落幅も拡大した状態です。KOSPIは主要支持線を相次いで下抜けましたが、ドル建てベースでは今年7月の支持線付近で前日反発しました。今後の1〜2営業日の反発の有無が、最近の急落後の市場の方向性を確認する上で重要とみられます。
本日のチェックポイント
半導体:CXMTの懸念に対する海外からの反論と、サムスン電子・SKハイニックスの反発の有無
金利:米10年債利回りが5.21%まで低下…長期金利の安定が持続するか
原油価格:サウジアラビアとフーディ派の衝突の中、国際原油価格が94ドル台からさらに上昇するか
需給:自社株買い終了後の外国人の売りと買い手控え勢力の攻防
銘柄:最近強含みの業種・政策関連株と、下落幅が拡大した大型株の反発の試み
主要指標
ドルインデックス 102.20 (-0.38%)
国際原油価格 94.14ドル (+0.43%)
変動性指数(VIX) 15.27 (+0.39%)
米10年債利回り 5.21%
MSCI韓国指数 -2.09%
ナイト先物 +1.71%
資料:シ況マンの株式ストーリー t.me/shmstory
YouTube:シ況マンTV www.youtube.com/@blueoak1004
本記事は「シ況マンの株式ストーリー」のテレグラム投稿を作成者の同意を得て再構成したものです。すべてのコンテンツには誤りが含まれる可能性があり、株式の買い・売りを推奨するものではないため、売買の根拠として活用することはできません。該当記事の内容はいかなる場合においても法的根拠として使用することはできません。







