サムスン電子・SKハイニックスの決算にビッグテックの業績、FOMCまで集中…国内証券市場の方向性を決める一週間
WTIが103ドル突破も、マイクロン・AMD・SKハイニックスのADRは上昇…半導体の反発持続に要注目
主要市場動向
① WTIが103ドル突破…ディフェンシブ株まで売られた米株式市場
週末の米国株式市場は、原油先物の急騰に対する負担感から下落
直近の市場の不安時に強さを見せていた主要ディフェンシブ株まで弱含んだ点が、これまでとは異なる流れ
エネルギー・テクノロジー・不動産のみが上昇し、残りのセクターは大部分が下落
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル=103ドルを突破し、イラン戦争以降の高値に接近
米国によるイラン攻撃の可能性が引き続き取り沙汰される中、イラン側も反撃の可能性を示唆し、地政学的緊張が高まる
10月に入りホルムズ海峡での船舶攻撃が28隻に増加したほか、トランプ大統領も長期戦の可能性を示唆する発言
戦争が早期終結するとの期待が後退し、原油価格に持続的な上昇圧力が加わる
② 原油急騰にもかかわらず半導体は反発…SKハイニックスのADRが上昇
市場全般が弱含む中、マイクロン、AMD、SKハイニックスのADR(米国預託証券)など主要半導体株は上昇
SKハイニックスによるソリダム(Solidigm)の上場推進中断のニュースが、株主価値の毀損に対する懸念を和らげ、好材料として働いた
ジェンスン・フアンがメモリ市場の供給過剰の可能性を低く見た発言も投資心理を下支え
直近のAI投資費用と資金調達を巡る懸念から大幅な調整を受けていた半導体株で、銘柄別の反発の動きが継続
原油急騰と市場の弱含みにもかかわらず半導体株が上昇したという点で、今週のサムスン電子とSKハイニックスの決算を控え、需給の変化が続くか要注目
③ サムスン・ハイニックスの決算からFOMCまで…スーパーウィークに突入
今週は国内外の主要な日程が集中
サムスン電子とSKハイニックスの決算発表に加え、米ビッグテックの業績発表、FOMC(米連邦公開市場委員会)も予定
直近の市場を揺るがしたAI投資と収益性を巡る議論を、実際の企業の業績や見通しを通じて確認できる時期
金融政策の側面では、国際原油価格の急騰が新たな負担として浮上
原油価格の上昇がインフレ懸念を刺激した場合、FRB(連邦準備制度理事会)の政策判断にも影響を与える可能性があり、FOMC後の金利の動きが重要
10月に入って下落していた米国の国債利回りが再び方向転換するか確認が必要
市況マンの視線
今週の国内株式市場における最も重要な日程の一つは、SKハイニックスの決算発表です。業績自体は良好な水準が予想されますが、最近の投資家は数字そのものよりも、その周辺の変化により敏感に反応しています。
米国市場では、AI企業の業績よりも資本支出(CAPEX)やキャッシュフロー、資金調達の方式が株価を左右しています。AIデータセンターの投資費用を巡る議論は結局メモリ需要とも結びついているため、SKハイニックスがカンファレンスコールで関連する懸念をどれだけ払拭できるかが重要です。株主還元策やソリダムに関する追加の立場表明も関心の対象です。
SKハイニックスは直近の高値から約60%下落しました。過去20年を基準とした場合、金融危機当時を除けば滅多に見られないレベルの下落幅です。決算発表を控え、需給の変化が先行して現れるか今日から確認する必要があります。
先週はKOSDAQ(コスダック)やKOSPIの中型株でも売り物が大きく増加しました。大型株の調整過程で代替先として流入していた資金まで抜け出し、市場全体の動きが鈍くなりました。KOSPIの5,500ポイントの死守が反転の契機になるか、不振だったKOSDAQにまで買い気が波及するかが重要です。
日程と資金のフローを勘案すると、当面は高い変動性が維持される可能性があります。顧客預託金の減少や限定的な年金基金の需給、外国人投資家の売り越しも負担となっています。一方、直近の急落によって価格面での負担は相当部分低下したため、既存の主導株や機関投資家の買いが累積した銘柄、業績改善が予想される銘柄群の動きを継続して見極める必要があります。
今日のチェックポイント
半導体: マイクロン・AMD・SKハイニックスADRの反発が国内の大型半導体株につながるか
原油価格: WTIの103ドル突破以降の中東情勢とさらなる上昇の有無
SKハイニックス: 決算発表前の需給の変化と、株主還元・ソリダム関連の期待感
KOSPI: 先週繰り返し死守した5,500ポイントの維持の成否
スーパーウィーク: サムスン電子・SKハイニックスおよびビッグテックの決算、FOMCを受けた金利の方向性
資料:市況マンの株式物語 t.me/shmstory
YouTube:市況マンTV www.youtube.com/@blueoak1004
本記事は「市況マンの株式物語」のテレグラムの投稿を作成者の同意を得て再構成したものです。すべてのコンテンツには誤りが含まれている可能性があり、株式の買い・売りを推奨するものではないため、売買の根拠として活用することはできません。該当投稿の内容はいかなる場合においても法的根拠として使用することはできません。



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