上海を代表するショッピング街・南京路の百貨店に入店…現地の消費者接点を拡大
プレオープン期間、1日の目標売上高比で最大200%を達成…現地の好意的な反応を確認
コストコ、盒馬(Hema)、ローソンなど中国の主要流通チャネルに「スンサルバー(すり身バー)」を供給…中国内陸部への流通網拡大を推進
現地最適型の店舗運営モデルを構築…2026年内の中国における後続店舗の出店を推進
「三振オムク(魚肉練り製品)」を手がける三振食品(0013V0)が中国・上海に「三振オムク華東1号店」をオープンし、現地事業の拡大に乗り出した。即席調理店舗を通じて消費者の接点を拡大するとともに、大型スーパーやコンビニエンスストアなどを通じた製品供給も強化する。
三振食品は16日、上海市黄浦区の南京東路に華東1号店をグランドオープンしたと19日に発表した。店舗は百貨店「New World Dawan Department Store」の地下2階に、約40㎡(12.1坪)の規模で出店した。上海を代表するショッピング街である南京路や観光名所の外灘(バンド)の近隣に位置し、観光客や周辺住民、オフィスワーカーなどをターゲットにブランド認知度を高める計画だ。
華東1号店は、注文を受けてから製品を調理して提供する「ホットデリ(Hot Deli)」形式で運営される。国内の直営店とは差別化した形態で、顧客が作り立ての温かいオムクをその場で楽しめるようにした。運営効率や今後の店舗拡大を考慮した、標準化された運営モデルも適用している。
販売メニューは、オムクコロッケやホットバーなどのホットデリ9種、オムクポッキ2種、汁オムク1種、ドリンク2種の構成とした。代表商品のオムクコロッケを中心に、手軽に食べられる即席調理メニューを揃え、現地の消費者の好みを反映したチーズコロッケやロゼオムクポッキを主力商品として前面に出した。オッテョッオッテョッバー(お餅入りバー)やオリジナルの汁オムクなども販売する。
三振食品によると、グランドオープンに先立つプレオープン初期から1日の売上目標を達成し、一部の営業日には目標の200%に達する売上を記録したという。中国の国慶節連休後も売上の上昇基調が続き、観光客だけでなく近隣住民やオフィスワーカーなどへと顧客層が広がったと説明している。同社は、この期間に確認した顧客の反応や販売動向を基に、現地に合わせた製品構成と店舗運営を強化する方針だ。
オープン記念プロモーションも用意した。プレオープン期間にはQRコードを活用した事前参加イベントを実施し、該当コードを保存した顧客が店舗で製品を購入してレビューを作成すると、三振オムクのブランドマグネットがもらえるキャンペーンを展開した。
店舗事業に加え、多彩な味わいの「スンサルバー(オムクバー)」を中心に現地の流通網も拡大している。現在、輸入・流通パートナーを通じて上海を中心にコストコ、盒馬、ローソンなど中国の主要流通チャネルに製品を供給している。
9月末にはコストコの上海エリア2店舗にスンサルバーの大容量製品を入店させ、今月中旬からは店舗での試食イベントを通じた製品プロモーションも推進している。スンサルバーは上海および近隣地域のローソン約1300店舗で販売中だ。生鮮食品流通チャネルである盒馬の上海エリアの店舗でも製品を展開している。
三振食品は、ローソンへのスンサルバーの追加製品の入店を進める一方、河南省の流通企業「胖東来(Pandonglai)」とも新規入店に向けた協議を行っている。これにより、上海および華東地域を越えて中国内陸部まで流通網を段階的に拡大していく計画だ。
華東1号店は、中国事業拡大のための主要拠点として活用する。現地の消費者の製品選好度や運営データを基に店舗運営モデルを改善し、今年中に中国での後続店舗の出店も推進する。現地のパートナーとの協力により、店舗と流通チャネルを網羅する事業基盤を強化する構えだ。
三振食品の朴用俊(パク・ヨンジュン)代表は「今回の上海・華東1号店は、現地の消費者に三振オムクならではの差別化された製品とブランド体験を提供する新たな契機となるだろう」とし、「今後も現地の消費者の好みや市場特性を反映した製品を継続的に披露し、中国市場における三振オムクのブランド競争力を高めていきたい」と述べた。

[写真説明=三振食品の朴用俊代表が16日、中国・上海で開かれた「三振オムク華東1号店」のオープニングセレモニーで現地事業の拡大計画を発表している。]






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